伝説の初来日から20周年にして、マーク・リアリ最後の来日となった2009年の“THE THUNDERSTEEL REUNION JAPAN TOUR”。その超極上ステレオ・サウンドボード録音がまさか、まさかの発掘! しかも、全3公演が完全流出。永久保存3連作で一挙リリース決定です!!そんな事件な3作のうち、本作は第三弾となる最終日「2009年10月24日:クラブチッタ川崎」公演。その超極上ステレオ・サウンドボード録音です。今週は3公演の同時リリースでもありますので、混乱しないよう1本ずつ日程で確認しておきましょう。・10月23日『OSAKA 2009』・10月24日『KAWASAKI 2009 1st Night』・10月25日:クラブチッタ川崎 ←★本作★ 以上、全3公演。2009年は再結成に沸いたわけですが、その後の彼らは一時的に活動を休止。2011年位は『IMMORTAL SOUL』をリリースしたものの、マークはツアーに出ることなく病魔に倒れてしまった。結果として、本作の最終日がマーク生前最後のステージとなってしまったのです。あらゆる意味で特別中の特別だったショウを記録した本作は、クオリティも並外れた超絶級サウンドボード。今回の三部作すべてに言えることですが、独自ルートでもたらされたマスターは関係者流出でしかあり得ないミックス卓直結サウンドボード。大歓声ですら彼方で小さくささやく程度にしかなく、代わりに演奏音は指紋と弦が擦れる音までビビッドでドラムキットのど真ん中に立っているような異次元の立体感、頭自体がマイクになったようなヴォーカル……もう、すべてが超絶。オーディオ的には問答無用にオフィシャル作品級の極上クオリティでありつつ、公式作品では決してあり得ない超生々しいメタルが脳内に土足でズカズカと上がり込んでくるのです。直結サウンドボードだけの醍醐味に溢れかえったサウンドで描かれるのが、英雄マーク・リアリ最後のライヴ・イン・ジャパン。2009年のクラブチッタ川崎というと、『THUNDERSTEEL』の30周年盤にも部分的なプロショットで残されている。今回の三部作はすべて同じセットではありますが、ここではそのプロショットと比較しつつ、整理してみましょう。ガイ・スペランザ時代(6曲)・ROCK CITY:Tokyo Rose(★)/Rock City(★)/Warrior ・NARITA:Narita・FIRE DOWN UNDER:Outlaw(★)/Swords and Tequila トニー・ムーア時代(11曲)・THUNDERSTEEL:Fight or Fall/Johnny's Back(★)/Sign of the Crimson Storm/Flight of the Warrior/Bloodstreets(★)/Thundersteel ・THE PRIVILEGE OF POWER:On Your Knees(★)/Metal Soldiers(★)/Storming the Gates of Hell(★)/Dance of Death・IMMORTAL SOUL:Wings Are for Angels(★)※注:「★」印は30周年盤のプロショットでも聴けない曲。……と、このようになっています。ガイ・スペランザ時代とトニー・ムーア時代だけのセレクトは歴史を網羅しているとは言えないものの、逆にRIOT史のハイライト中のハイライトを見事に濃縮還元。トニーのハイトーンが映えまくりながら哀愁と勇壮を称えたメタルの理想郷を体現してくれる。しかも、熱演ぶりも今回の三部作でも一番。再結成した彼らは6月のSWEDEN ROCK FESTIVAL出演など何回かライヴを行なっていましたが、それもごくわずか。本番1回1回で練度を上げていく段階であり、最終日の本作こそが日本公演全体でも一番こなれたショウになったわけです。そして、なんと言っても胸に迫るのがマーク最後の勇姿という事実。現在でもマイク・フリンツを軸としてレガシーを語り継いでくれていますが、本作はマーク本人が弾いており、その1曲1曲が最後の生演奏なのです。そんなフレーズの1つひとつが脳内で奏でられ、全身がシンクロする超ド密着サウンドボード……もう、この重みには公式/非公式の別も関係ない。歴代のスタジオ名盤さえも超え、まさしくRIOT最高・最重要となる音楽アルバムなのです。初来日の20周年にして、伝説ラインナップの復活、そしてマークの生涯最後のラスト・ステージ。2009年の最終日は、あらゆる意味で特別すぎるショウでした。本作は、そんな一夜をパーフェクト・クオリティの卓直結サウンドボードで味わえる奇跡のライヴアルバムです。衝撃の三部作でも最重要であり、全霊で正対していただきたい重金属文化の日本遺産。 Live at Club Citta, Kawasaki, Japan 25th October 2009 STEREO SBD(from Original Masters) Disc 1 (61:51) 1. Intro 2. Narita 3. Fight or Fall 4. On Your Knees 5. Metal Soldiers 6. Outlaw 7. Johnny's Back 8. Sign of the Crimson Storm 9. Swords and Tequila 10. Wings Are for Angels 11. Tokyo Rose 12. Rock City(incl. Bass solo) 13. Drum Solo Disc 2 (45:35) 1. Flight of the Warrior 2. Storming the Gates of Hell 3. Guitar Solo 4. Dance of Death 5. Warrior 6. Bloodstreets 7. Thundersteel Tony Moore - Vocal Mark Reale - Guitar Mike Flyntz - Guitar Don Van Stavern - Bass Bobby Jarzombek - Drums STEREO SOUNDBOARD RECORDING