ベルギーで最高位の勲章として位置づけられているレオポルド勲章の大綬です。
この勲章は高級官僚やベルギーの直系の王族、
各界で特に著しい功績をあげた方を対象に叙勲運用されています
儀礼叙勲では日本で言う菊花章より厳格な高級勲章として運用され、
基本的に国王、王妃、皇太子、大統領のクラスにしか贈られることはありません。
日本では天皇皇后両陛下、皇太子同妃両殿下に一等が贈られています
綬の色味は時代によって変遷があり、制定初期はほとんど赤に近い色でしたが
後にマゼンタ、彩度の高い赤紫になりました。
しかし一時期、90年代~2000年代にかけてほとんど紫に近い、通常より青みの強い
物に変わった時期がありました。
今回出品の大綬はこの時期の物と思われ、マゼンタでも紫に近い物です。
大綬は佩用するために型を斜めに縫い付ける加工が施されており、幅10cm、輪の長さ約142cmです
かなり長いので大柄な方でも問題ないですし、厚地の軍服の上からでも大丈夫だと思います
たいへんしっかりとした生地グログランの折が大きく、大胆なモアレの水紋が美しいです、
正章取付のフックも目立たないところに綺麗に取り付けられています。
生地をカットしてある裏面にはほつれ止めも塗布されており長く安心してご使用頂けます。
非常に希少な逸品です。