題名夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです(文春文庫)
著者村上春樹
出版社文藝春秋
定価800円(税別)
2012年9月10日第1刷発行
要旨
村上春樹が語る村上春樹の世界。19本のインタビューで明かされる、いかに作家は生まれたのか、創作のプロセスについて―。公の発言が決して多くない村上春樹は、ただしいったんそれに応じるや、誰にも決して真似できない誠実さ、率直さをもってどこまでも答える。2011年6月に行われた最新インタビューをオリジナル収録。
目次(抜粋)
アウトサイダー(聞き手 ローラ・ミラー(Salon.com 1997年))
現実の力・現実を超える力(聞き手 洪金珠(時報周刊 1998年))
『スプートニクの恋人』を中心に(聞き手 島森路子(広告批評 1999年))
心を飾らない人(聞き手 林少華(亞洲週刊 2003年))
『海辺のカフカ』を中心に(聞き手 湯川豊、小山鉄郎(文學界 2003年))
「書くことは、ちょうど、目覚めながら夢見るようなもの」(聞き手 ミン・トラン・ユイ(magazine litt´eraire 2003年))
「小説家にとって必要なものは個別の意見ではなく、その意見がしっかり拠って立つことのできる、個人的作話システムなのです」(聞き手 ショーン・ウィルシー(THE BELIEVER BOOK OF WRITERS TALKING TO WRITERS 2005年))
サリンジャー、『グレート・ギャツビー』、なぜアメリカの読者は時としてポイントを見逃すか(聞き手 ローランド・ケルツ(A Public Space 2006年))
短編小説はどんな風に書けばいいのか(聞き手 「考える人」編集部(考える人 2007年))
「走っているときに僕のいる場所は、穏やかな場所です」(聞き手 マイク・グロッセカトヘーファー(DER SPIEGEL 2007年))ほか
経年劣化による若干の焼けも見られます。