マイセン 六角花瓶「海岸風景」
2001年・新世紀メモリアル限定制作
細密画
最高級品
「首席マイスターペインター直筆」
超希少
芸術価値
本物保証
新品同様
2001年、新世紀を祝う為に特別限定制作された「海岸風景」の六角型花瓶です。
実に希少価値の高いレアな限定作品です。
マイセンの“心臓”とも言える「細密画」部門の首席ペインター
Christian Trommer氏(クリストフ・トモー、既に引退されていますが、
約46年間マイセン工房に在籍された細密画絵付けの巨匠) による「細密画」です。
この技法は、18世紀20年代よりヘロルトによって創設された技法で、
マイセンの中でも最高級中の最高峰に属する絵付け部門で、
極限られたトップマイスターペインターのみが許される絵付けのジャンルです。
本作担当の絵付け師は、マイスター中のマイスター、
「細密画」部門の第一人者(写真真ん中の方)Christian Trommer氏です。
シノワズリ、海岸風景、イタリアンコメディ等の「細密画」の限定品の
企画や絵付けは主に氏が担当されています。
双剣マークの下にはChristian Trommer氏の絵付け師ナンバー(No.360)が入っております。
18世紀のオリジナル作品に基づいて、
マイセン細密画部門の3大巨匠(画像9枚目、左より、ヤンケー氏、トモー氏、シャプラー氏)による合同製作です。
トモー氏は「海岸風景」六角花瓶と共に、写真の真ん中に映っている方です。
バロック時代の海岸風景を描かれた本作ですが、
マイセンのFFシリーズと同様、元々銅版画にインスパイアされ(18世紀当時)、再構築や絵付け製作をされていました。
花瓶の3面に東インド株式会社の商船が海岸に寄せる場面や、
商人で賑わっている風景を描かれており、
そのわきには18世紀の特徴とも言える
「インドの花 (柿右衛門様式の影響を受けている文様です)」で優美に装飾されています。
僅かに浮かび上がる上絵付が、水面の波光まで繊細に表現されています。
ちなみに、花瓶の中央部分(窓装飾)には、
18世紀由来(クリスティーズミラーと呼ばれるサービスにも採用されている)の装飾技法による
眩しい純金で囲む窓の内側に薄紫色で彩る景色が広がっております。
こちらの薄紫色は発色が非常に難しく、
またその顔料となる鉱物(貝から)の抽出が困難を極めるため、
古代ではかなり高貴な色とされていた逸話があります。
新世紀限定シリーズは、企画製作まで1年以上かかったと言われており、
こちらの六角花瓶はそのシリーズの中でも最高峰、最高価格帯の作品とされており、
当時輸入価格はおおよそ1000万円程度でした。
ちなみに、同じ「海岸風景」シリーズの大型花瓶、
2022年当時の現地定価は10万ユーロだったそうです。
マイセンならではの最高級逸品で、一般の限定品と比較しても別格の出来栄えです。
新世紀に相応しいマイセン窯の意気込みが込められた一品です。
長年キャビネットに飾っておりましたが、大切にして頂けるコレクターの方にお譲りしたいです。
よろしくお願い致します。
サイズ:高さ27.5cm
状態:新品同様
高額商品の為、最善な梱包を心掛けております。
こちらの「海岸風景」花瓶は2001年メモリアルマイセン公式図録(画像8枚目)に記載されております。
Christian Trommer氏による直筆を保証致します。
※自宅保管のため、ご理解いただける方のみでお願いいたします。