ブルーレイ
ワーグナー:
交響組曲『ニーベルングの指環』
マゼール&ベルリン・フィルハーモニー
管弦楽による聴きどころを多く含む『ニーベルングの指環』の音楽は、その抜粋がオーケストラ・コンサートで取り上げられることも多く、
またこれまでにもいくつものオーケストラによるCDがリリースされてきました。
マゼールも1987年にベルリン・フィルとテラーク・レーベルでCDを制作していましたが、そこでのヴァージョンは、単なる『ニーベルングの指環』からの有名曲の羅列ではなく、
それぞれの曲が切れ目なく続く大規模な管弦楽作品として楽しむことができるというマゼール自身による快心の編曲作品でした。
今回の映像作品は、それから13年を経て、同じベルリン・フィルを指揮したコンサートを収録したもので、同じヴァージョンを用いての演奏となりますが、
繰り返し取り上げてきた作品ならではの語り口の深化や、懸命に演奏する楽員たちの視覚的な魅力も加わっているため、感銘はさらに深いものとなっています。
オペラの音楽でありながら、シンフォニックともいえる複雑な味わいは、巧みなソロや各パートの微妙な重なり具合、そして随所で示されるベルリン・フィルの壮麗なサウンドを耳にすると、
改めてワーグナーの書いた音楽の素晴らしさに気づかされることとなります。
マゼールが自信を持って各地で取り上げてきたことにも納得の大傑作です。(HMV)
● ワーグナー/マゼール編:交響組曲『ニーベルングの指環』
・『ラインの黄金』より
「かくてラインの「緑色のたそがれ」が始まる」
「ヴァルハラ城への神々の入城」
「地下の国ニーベルハイムのこびとたち」
「雷神ドンナーが岩山を登り、力強く槌を打つ」
・『ワルキューレ』より
「われらは彼の愛の目印を見る」
「戦い」
「ヴォータンの怒り」
「ワルキューレの騎行」
「ヴォータンと愛する娘ブリュンヒルデとの別れ」
・『ジークフリート』より
「ミーメの恐れ」
「魔法の剣を鍛えるジークフリート」
「森をさまようジークフリート」
「大蛇退治」
「大蛇の悲嘆」
・『神々の黄昏』より
「ジークフリートとブリュンヒルデを包む愛の光」
「ジークフリートのラインへの旅」
「ハーゲンの呼びかけ」
「ジークフリートとラインの娘たち」
「ジークフリートの死と葬送行進曲」
「ブリュンヒルデの自己犠牲」
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ロリン・マゼール(指揮)
収録時期:2000年10月17、18日
収録場所:ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
・特典映像:マゼールへのインタビュー(字幕:日、英、独、仏)
収録時間:88分
画面:カラー、16:9、1080i Full HD
音声:PCMステレオ、DTS HD Master Audio 5.1 Surround
Region All
※ブルーレイディスク対応機器で再生できます。
コンディション良好。
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