DSPチップはADAU1462(Analog Devices)を2枚使用し全ての演算が192kHz/64bitの解像度で高精度に行われます。
ADCとDACは旭化成のAK5538VNとAK4458VNがそれぞれ2枚です。
内蔵アンプは最新世代のawave D-Classアンプを16ch内蔵し、ブリッジ接続にて8ch×200Wの高出力も可能です。
電源周りもフラッグシップに相応しく非常にしっかり設計されてます。
また、DSPで結構みなさま重要視されるタイムアライメント調整幅は下記の様に非常に細かく調整可能で、処理能力の高さが伺えます。
そこまで細かく調整するしないは別として、この価格帯で1mm以下のステップで調整可能な高性能なDSPはなかな無いと思います。
アウトプットタイムアライメント調整幅
0~20ms (0.001msステップ)
0〜692cm(0.35mmステップ)
0~272.44インチ (0.014インチステップ)
しかも、このモデルは昨今のデジタルオーディオ再生に必要とされる入力ソースはほぼこれ1台で網羅しており、光デジタル、同軸デジタル、USB OTG、Bluetooth((aptX,aptX-HD,ACC,SBCサポート)、AUX入力を標準搭載しています。
システム構築の中で入力ソースによる違いも感じて好みの接続方法を見つけて頂けますし、例えば後から同軸やUSB OTG接続が必要になったり、試したいと思っても対応した機種でなければ直接DSPへ接続する事は出来ません。
外部機器を追加しても良いですが、やはり再生機器からDSPへダイレクトに入力出来る事は音質的メリットも大きいです。
出力に関してもRCAプリアウトが16ch分あるので、将来的に内蔵アンプを使用せずに外部アンプによるマルチ制御へシステムアップも可能です。
USB OTG接続は、対応したケーブルにてAndroidやiPhone等スマホやDAPをDSPへ直接有線接続する事で、SpotifyやApple Music、Amazon Music等のストリーミングハイレゾ音源やスマホやDAP本体に保存した高音質ファイルを再生機器を通してロスの無い高音質なデジタル伝送再生が可能です。
USB OTG接続は、使用するケーブル品質や長さ、環境による外来ノイズの影響を受けやすいので、ケーブル長さは2mまでが推奨です。
3mや4mでも問題無い場合もありますが、ケーブルや再生アプリ等との相性もありますし、数多く存在するケーブル等のアクセサリ類やスマートフォン等のUSBオーディオ機能は一律に標準化されていないため、本製品でも全てにおいて完全な互換性は保証しておりません。
ですので、USB OTG接続にてついて、接続環境やご使用のケーブル、アダプターや再生機器、再生アプリ等複合的な原因で音が途切れたり出なかったり、ノイズが出る等の症状が出る場合があります。
これは本製品に限った話ではなく、現在のUSB OTG接続では一般的な内容となり、実際にやってみて可否が初めて判明する類のものであることをご理解下さい。
※専用コントローラーはオプションで15,800円(税込)にて別売となりますので、ご落札後のお支払い前に取引きナビよりお問合せ下さい。
※専用コントローラーは、ワンクリックミュート、ソース切替、プリセット切替、サブウーファーレベルや全体のボリュームをコントロールすることが出来ます。
設定用のPCソフトウェアも非常に高性能で色々細かく調整が可能です。
ソフトは下記リンク先からダウンロードして操作感や機能等是非お試し下さい。
※ソフトは統合ソフトとなっていますので、ソフト立ち上げ後に機種を選択するか、PCとDSPを接続した状態でソフトを立ち上げると自動的に機種選択されます。
※本製品はフラッグシップモデルという事もあり、調整精度を確保するためにある程度DSP本体温度が上がって安定した音が出るまでDSPとPCの通信は遮断される仕様となっています。
しばらく通電して温度が上昇するとPCと通信可能になりますが、接続までの時間は本体温度に依存しますので、ご承知下さい。
冬季等の環境温度が低い場合は、接続可能になるまで30分程かかる場合もあります。
※DSPの設定はノートパソコン(windowsPC)が別途必要です。
※扱いに慣れている方や知識のある方には接続からご使用まで問題無く行って頂けると思いますが、基本的な配線接続からソフトの設定方法まで事細かくサポートは行っておりません。本商品は精密機器ですので、商品説明をお読み頂いても意味が分からない方や、お取り付けや取り扱いに不安がある方は、ショートや接続ミスにより本製品や既存システムに不具合を生じさせる可能性がありますので、トラブル防止のためにも御購入及びDIYでのお取り付けはお控え下さい。